播磨本御影石とは?
日本三大銘石として、神奈川県産の本小松石・香川県産の庵治石、そして兵庫県産の本御影石があげられます。
本御影石は御影石の語源となった銘石淡紅色を帯び、石質は細粒で硬く磨面のつや持ちが良く墓石に最適な石質と言われています。
しかし現在は採石することは出来ず、在庫があるのみとなってしまった為「幻の石」とされております。
その幻の本御影石に遜色無く匹敵すると言われる石、それが播磨本御影石です。
播磨本御影石は、兵庫県揖保郡新宮町善定の霊山「札楽山」より採掘された上質の花崗岩で、古くから播磨地方の神社の鳥居、仏石などに数多く使用されております。
また播磨本御影石を使った大型古墳も見つかっており、播磨の銘石として神戸の本御影石と肩を並べております。
石としての最大の条件である、水を吸わない、変色しない、色彩が良く、光沢があり、永年持続するなどをそなえた最高級の石とされております。